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朝だけ血圧が高いのは大丈夫?早朝高血圧について解説

  • 執筆者の写真: HEIWA SOTOMURA
    HEIWA SOTOMURA
  • 1月24日
  • 読了時間: 30分

更新日:7 日前

「忙しい人向け|1分要約スライド」



朝、目覚めて血圧を測ると、いつもより高い数値が出て不安を感じたことはありませんか?それは「早朝高血圧」かもしれません。自宅で測る血圧が上の血圧135mmHg以上、または下の血圧85mmHg以上であれば注意が必要です。実は、診察室では正常に見えても、朝の血圧が高い状態は「サイレントキラー」とも呼ばれ、心臓や血管に大きな負担をかけます。

これは脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる重大な病気のリスクを独立して高めることが、これまでの研究で明らかになっています。私たち医師は、皆さんの健康を守るため、早朝高血圧の正体と潜む危険性を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要だと考えています。この記事では、あなたの朝の血圧の疑問を解消し、健康を守るための具体的なヒントを提供します。



早朝高血圧の正体と潜むリスク

朝、目覚めて血圧を測ったら、思っていたよりも高い数値が出て、不安を感じたことはありませんか?もしかすると、それは「早朝高血圧」かもしれません。朝の血圧が高い状態は、一日の活動を始める心臓や血管にとって、大きな負担となります。これは、気づかないうちに深刻な病気へと繋がる可能性を秘めているため、見過ごすことはできません。

私たち医師は、皆さんの健康を守るため、血圧の状態を正確に知ることが非常に大切だと考えています。この機会に、早朝高血圧の正体と、その危険性について一緒に確認していきましょう。ご自身の健康を守るために、ぜひ参考にしてください。


「早朝高血圧」とは?定義と種類

「早朝高血圧」とは、文字通り、朝に血圧が高くなる状態を指します。具体的には、起床して1時間以内にご自宅で測定した血圧が、上の血圧(収縮期血圧)135mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)85mmHg以上である場合に診断されます。

診察室で測定する血圧が正常値であっても、ご自宅で測る朝の血圧が高いケースは少なくありません。実は、高血圧の診断と適切な治療のためには、病院での測定だけではなく、ご自宅での血圧測定が非常に重要であるとされています。なぜなら、血圧は時間帯や環境によって大きく変動するからです。

早朝高血圧は、その特徴から主に二つのタイプに分けられます。


  • 起床時高血圧

    眠っている間の血圧は比較的正常な範囲内であるものの、目覚めて活動を開始する準備段階で、急激に血圧が上昇するタイプです。

    体が活動モードに切り替わる際に、必要以上に血圧が上がってしまうことが原因と考えられます。


  • モーニングサージ

    眠っている間の血圧も高い状態が続き、さらに起床時に血圧が一段と上昇するタイプです。

    これは、夜間の血圧コントロールがうまくできていないことに加え、朝の血圧が特に高くなることで、心臓や血管への負担が増大します。



ご自宅で毎日決まった時間に血圧を測定し、その結果を記録することは、早朝高血圧の発見に繋がり、ひいては適切な治療へと進むための大切な第一歩です。


なぜ危険?脳卒中や心筋梗塞のリスク

早朝高血圧は、単に朝の血圧が高いというだけでなく、私たちの体、特に心臓や脳、腎臓といった重要な臓器に深刻な影響を及ぼすリスクを秘めています。朝は、活動を開始するために体が目覚め、心臓や血管に大きな負担がかかりやすい時間帯です。この時間帯に血圧が高い状態が続くと、血管の内壁に過度な圧力がかかり、ダメージを受けやすくなります。その結果、さまざまな重大な合併症のリスクが高まってしまうのです。

特に、以下の病気へのリスク上昇は無視できません。早朝高血圧は、診察室での血圧が正常であっても、これらの脳卒中や心臓血管病のリスクを独立して高めることが、これまでの研究で明らかになっています。



合併症の種類

早朝高血圧との関連性とリスク

脳卒中

高い血圧は、脳の細い血管に大きな負担をかけます。これにより、血管が破れて脳内に出血する「脳出血」や、血管が詰まって脳に酸素や栄養が届かなくなる「脳梗塞」のリスクが高まります。早朝は、これらの脳卒中が特に発生しやすい時間帯の一つとして知られています。

心筋梗塞

心臓の筋肉に血液を送る冠動脈(かんどうみゃく)も、高い血圧によってダメージを受けやすくなります。血管の内壁が傷つき、コレステロールなどが蓄積することで血管が狭くなったり、最終的に詰まったりすると、心臓の筋肉の一部が壊死してしまう心筋梗塞を引き起こすことがあります。

心臓肥大

高い血圧に抵抗して、心臓は全身に血液を送るためにより強く働き続けなければなりません。その結果、心臓の筋肉が厚く、大きくなりすぎることがあります。これが「心臓肥大」です。心臓肥大が進むと、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送れなくなり、心不全へと繋がる可能性もあります。

慢性腎臓病

腎臓は、体内の老廃物をろ過するフィルターの役割を担っています。この腎臓には、非常に細い血管が多数集まっていますが、高い血圧はその細い血管に絶えず負担をかけます。長期間にわたりこの状態が続くと、腎臓の機能が徐々に低下し、進行すると「慢性腎臓病」へと移行する危険性があります。

このように、早朝高血圧に対して適切な降圧治療を行うことは、心臓肥大や慢性腎臓病などの臓器への負担を軽減し、これらの深刻な合併症の発症を未然に防ぐことに繋がる可能性が示されています。


自覚症状がなくても注意すべき理由

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれる病気です。この言葉が示す通り、血圧が高い状態が長く続いても、ほとんどの方が自覚症状を感じないことが非常に多いです。早朝高血圧の場合も例外ではなく、頭痛やめまいなどの明らかな症状がないまま、日常生活を送っている方が大勢いらっしゃいます。


しかし、「症状がないから大丈夫」と安心してしまうのは大変危険です。体の中で血圧が高い状態が続くと、血管は常に高い圧力を受け続けます。この持続的な圧力は、私たち人間が意識しないうちに、血管の内壁を少しずつ傷つけ、その柔軟性を失わせて硬くしてしまいます。この血管へのダメージは、気づかないうちにゆっくりと進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる重い病気を引き起こすことがあります。


なぜ自覚症状がないまま高血圧が進行してしまうのでしょうか。それは、私たちの体がゆっくりとした変化には順応してしまう性質があるからです。血圧が少しずつ、しかし確実に高くなっていくと、体はその状態に慣れてしまい、異常を感じにくくなってしまいます。そのため、「いつもと特に変わりないから問題ないだろう」と感じがちですが、実際には血管への負担は着実に増え続けているのです。

ご自身の血圧の状態を正確に把握するためには、症状の有無に関わらず、定期的にご自宅で血圧を測定し、その記録を続けることが何よりも重要です。症状がないからこそ、日々の血圧測定を通して、隠れた危険を早期に発見し、適切な対策を講じることが、健康な未来を守るために不可欠となります。


仮面高血圧や白衣高血圧との違い

血圧は、測定する場所や時間帯、精神状態など、さまざまな要因によって変動します。この変動性から、高血圧にはいくつかの特殊なタイプが存在します。特に、ご自宅での血圧測定によって初めて発見される「仮面高血圧」や、病院で測定した時にだけ血圧が高くなる「白衣高血圧」は、早朝高血圧と関連が深く、注意が必要な状態です。

それぞれの高血圧のタイプについて、その特徴と、なぜ気を付ける必要があるのかを比較してみましょう。

高血圧の種類

血圧が高い状況

特徴と注意点

早朝高血圧

ご自宅で測る朝の血圧が高い(起床後1時間以内に収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上)

診察室では正常なことが多いですが、朝の活動開始時に血圧が急激に上昇することが特徴です。これは、脳卒中や心筋梗塞といった重大な心臓血管病のリスクを独立して高めることが知られており、特にご自宅での正確な測定が重要です。適切な降圧治療を行うことで、心臓肥大や慢性腎臓病などの臓器障害の改善に繋がる可能性も示されています。

仮面高血圧

診察室で測る血圧は正常であるものの、ご自宅で測ると高い

早朝高血圧も仮面高血圧の一種として分類されます。診察室では隠れてしまうため、「仮面」という名前がついています。このタイプは、診察室での測定では見過ごされやすいですが、合併症を起こすリスクは、一般的な高血圧症の方と同じくらい高いとされています。仮面高血圧は、血圧が高くなる時間帯によって、早朝高血圧の他に昼間高血圧や夜間高血圧に分類されます。ご自宅での継続的な測定が、この仮面を剥がす鍵となります。

白衣高血圧

診察室で測ると血圧が高いが、ご自宅で測ると正常

病院という普段とは異なる環境や、白衣を着た医療従事者を前にして緊張することで、一時的に血圧が上がってしまう現象です。一時的なものなので、常に治療が必要なわけではありません。しかし、将来的に本当の高血圧に移行する可能性も指摘されており、定期的な経過観察が大切です。ご自宅でのリラックスした状態での血圧測定が、診断の助けとなります。

夜間高血圧

寝ている間の血圧が高い(睡眠時の平均血圧が収縮期血圧120mmHg以上または拡張期血圧70mmHg以上)

早朝高血圧と同様に、診察室での測定では発見が難しいタイプです。睡眠中に血圧が十分に下がらない、あるいはかえって上昇してしまう状態を指します。夜間高血圧もまた、早朝高血圧と同じく、脳卒中や心臓血管病のリスクを独立して高めることが知られています。ご自宅で夜間に血圧を測定したり、24時間血圧計(ABPM)を使って診断されることがあります。寝ている間の血圧のコントロールが、日中の血圧安定にも繋がります。

このように、一見すると同じ「高血圧」でも、その現れ方やタイプによって、私たちの体への影響や注意すべき点が大きく異なります。特に仮面高血圧(早朝高血圧や夜間高血圧を含む)は、診察室での血圧測定だけでは見過ごされてしまうことが非常に多いため、ご自宅で継続的に血圧を測り、その記録(血圧手帳やアプリなど)を主治医に伝えることが、正確な診断と効果的な治療へと繋がる大切な一歩となります。ご自身の血圧のパターンを把握し、適切な対策を講じることが、健康な生活を送る上で非常に重要です。



朝の血圧が高い原因と正しい測り方

朝、血圧計の数値を見て、思わず息をのんだ経験はありませんか? もしかしたら「早朝高血圧」かもしれないと感じて、不安な気持ちでこのページを開いた方もいるでしょう。 実は、朝の血圧が高い状態は、気づかないうちに心臓や血管に大きな負担をかけ、将来の健康を脅かす可能性があります。 しかし、心配しすぎる必要はありません。 大切なのは、その原因を正しく理解し、適切な対策を講じることです。 私たち医師は、皆さんの血圧の状態を正確に知ることが、健康維持に繋がると強く信じています。 ここでは、朝の血圧が高くなる原因と、ご家庭でできる正しい血圧の測り方、そしてどのような場合に医療機関を受診すべきかについて、わかりやすく解説します。


モーニングサージを引き起こす主な原因

朝の血圧が高くなる現象は「モーニングサージ」とも呼ばれています。 これは、起床後に血圧が急激に上昇する状態で、心筋梗塞や脳卒中といった心臓や血管の病気が起こりやすい時間帯と重なるため、特に注意が必要です。 では、なぜ朝に血圧が上がりやすいのでしょうか。 主な原因は次の通りです。


1. 自律神経の急激な切り替わり

私たちの体には、活動時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」があります。 眠っている間は副交感神経が優位で、血圧も比較的穏やかです。 しかし、目覚めて活動を開始しようとすると、体が急にスイッチを切り替えるように、交感神経が優位になります。 この急激な切り替わりによって、血管がキュッと収縮し、心臓がより強く血液を送り出そうとするため、血圧が大きく上昇してしまうことがあります。 特に、普段から血圧が高めの方や、加齢とともに血管のしなやかさが失われつつある方は、この血圧の上昇幅が大きくなる傾向があるのです。


2. 夜間の血圧コントロール不良

健康な方は、睡眠中に血圧が日中よりも下がります。 しかし、何らかの原因で夜間に血圧が十分に下がらないと、朝になっても高い状態が続いてしまいます。 例えば、睡眠時無呼吸症候群や、まれに甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)という病気が原因で、夜間の血圧が下がりにくくなることがあります。 甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、脈が速くなったり、動悸がしたりといった症状に加え、血圧が高くなることにも関わります。


3. 服用している薬の効果が切れてしまう

すでに高血圧のお薬を飲んでいる方もいらっしゃるかもしれません。 お薬の効果は、服用後ずっと同じように続くわけではありません。 種類によっては、深夜から早朝にかけて薬の効果が弱まり、その結果として血圧が上がりやすくなることがあります。 「薬を飲んでいるのに朝の血圧が高い」と感じる場合は、自己判断せず、必ず主治医に相談してください。 お薬の種類や服用時間を調整することで、朝の血圧を安定させることが期待できます。 また、年齢を重ねると血圧が上がるのは仕方がないと諦めてしまう方もいますが、適切な治療介入によって改善するケースも非常に多いです。 特に45歳以上の方で朝の血圧が急上昇する場合は、放置せずに医療機関を受診し、一度詳しく調べることが大切です。


家庭でできる正しい血圧測定のポイント

「朝の血圧が高いかどうか」を知るためには、ご家庭での毎日の血圧測定が、何よりも重要です。 病院で測る血圧(診察室血圧)だけでなく、ご家庭でリラックスした状態で測る血圧(家庭血圧)を測ることで、より正確な血圧の状態を把握することができます。 日本高血圧学会では、家庭で測る朝の血圧が「収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上」の場合に、早朝高血圧の可能性が強いと判断しています。

正確な測定のために、次のポイントを押さえましょう。


  1. 測定のタイミング

      • 起床後1時間以内、排尿を済ませてから測定します。

      • お薬を飲んでいる方は、服薬前が基本です。

      • 朝食を食べる前に行いましょう。

      • 就寝前に測定するのがおすすめです。

      • できれば、朝と晩の同じ時間帯に測ると、より正確な傾向を把握できます。

  2. 測定前の準備

    • 測定の5分前には、椅子に座り、背もたれにもたれて安静にします。

    • 心を落ち着かせ、リラックスした状態を保ちましょう。

    • 測定前30分間は、カフェインの摂取、喫煙、飲酒、運動は控えてください。

  3. 測定時の姿勢

    • 座って、背もたれに体を預け、テーブルなどに腕を置いて測ります。

    • カフ(腕に巻く帯)を巻いた腕は、心臓と同じ高さになるように調整しましょう。

    • 足は床につけ、組まないように注意してください。

  4. 測定の回数と腕

    • 左右どちらかの腕で、1~2分間隔をあけて2回測定します。

    • その2回の平均値を記録しましょう。

    • 基本的に、毎回同じ腕で測るのが望ましいです。

    • 左右で血圧に差がある場合は、高い方の腕で測定を続けましょう。

  5. 血圧計の選び方

    • ご自宅での測定には、上腕(腕の付け根)にカフを巻くタイプの「上腕式血圧計」がおすすめです。

    • ご自身の腕の太さに合ったサイズのカフを選ぶことが大切です。

    • 測定値を自動で記録してくれる機能や、平均値を表示してくれる機能があると、日々の管理が楽になります。


毎日、正しい方法で血圧を測る習慣を身につけることが、ご自身の血圧の変動パターンを知り、早朝高血圧の早期発見と適切な対策に繋がります。


記録のつけ方と病院を受診する目安

家庭で測った血圧の値を、ただ測定するだけでなく、きちんと記録することは、ご自身の健康状態を把握するために非常に重要です。 この記録は、医療機関を受診した際に、医師が患者さんの血圧の状態を正確に理解し、適切な診断や治療方針を決める上で、不可欠な情報となります。 数日間の家庭血圧記録があることで、早朝高血圧の有無や、その程度をより正確に判断することができるのです。

血圧記録シートやスマートフォンアプリなどを活用して、次の項目を記録しましょう。

項目

記録内容

記録のポイント

日付・時間

測定した日付と時間を具体的に(例:2024年4月10日 午前7時15分)

毎日同じ時間帯に測定し、記録することで、日ごとの変化を把握できます。

収縮期血圧

いわゆる「上の血圧」

2回測った場合は、その平均値を記入しましょう。

拡張期血圧

いわゆる「下の血圧」

収縮期血圧と同様に、平均値を記入します。

脈拍

血圧計に表示される脈拍数

脈拍も、心臓の負担を知る上で大切な指標です。

体調の変化

頭痛、めまい、動悸、吐き気などの症状があった場合は具体的に記入

症状と血圧の関連性を医師が判断するのに役立ちます。

服薬状況

血圧の薬を飲んでいる場合は、飲む前か後かなども記入

薬の効果を評価したり、必要に応じて調整したりするための重要な情報です。

その他

ストレスや睡眠不足、運動など、血圧に影響しそうな事柄

生活習慣が血圧にどう影響しているか、振り返るきっかけになります。

このような記録を継続的に行うことで、ご自身の血圧のパターンが見えてきます。 ご自身の血圧の傾向を知ることは、病気への理解を深め、より積極的に治療に取り組む第一歩です。


病院を受診する目安としては、以下のような場合が挙げられます。


  • 朝の血圧が「収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上」の日が数日間続く場合。

  • 頭痛やめまい、動悸、吐き気などの自覚症状が、朝に特に強く現れる場合。

  • すでに高血圧の治療を受けているにもかかわらず、朝の血圧が目標値よりも高いままである場合。

  • ご家族に脳卒中や心筋梗塞になった方がいるなど、遺伝的な要因が心配な場合。

  • 糖尿病や脂質異常症、慢性腎臓病など、高血圧と関連の深い他の持病がある場合。


「まだ大丈夫だろう」とご自身の判断で様子を見るのではなく、心配な場合は早めに医療機関を受診し、医師に相談することが大切です。 早期の発見と適切な治療が、将来の重い病気を防ぐことに繋がります。


診断に必要な検査内容と専門医

朝の血圧が高い状態が続き、医療機関を受診された場合、私たちは患者さんの状態を詳しく把握するために、さまざまな診察や検査を行います。 特に、早朝高血圧の原因を特定し、患者さん一人ひとりに合った適切な治療方針を決めるためには、いくつかの重要な検査が検討されます。

診断に必要な主な検査内容は以下の通りです。


  1. 問診と身体診察

    現在の症状、これまでの血圧の記録、過去にかかった病気(既往歴)、現在服用しているお薬、ご家族の病歴などについて、詳しくお話を伺います。

    また、生活習慣(食事、運動、喫煙、飲酒、睡眠、ストレスなど)についても確認し、血圧に影響している可能性がないかを探ります。

    医師が直接、血圧を測ったり、聴診器を使って心臓の音や肺の音などを確認したりします。


  2. 基本的な血液検査・尿検査

    血液検査では、腎臓や肝臓の機能、血糖値(糖尿病の有無)、コレステロール値(脂質異常症の有無)などを評価します。

    これらの数値は、高血圧の原因となる病気がないか、また高血圧によって臓器に負担がかかっていないかを知る上で非常に重要です。

    尿検査では、尿中にタンパクが出ていないかなどを確認し、腎臓への影響(腎臓病の合併)がないかを調べます。


  3. 心電図検査

    心臓の電気的な活動を記録する検査です。

    不整脈がないか、心臓の筋肉に負担がかかっていないか(心肥大など)、心筋梗塞の兆候がないかなどを確認します。

    高血圧が長期間続くと、心臓の筋肉が厚くなる「心臓肥大」が起こりやすくなります。


  4. 甲状腺機能検査

    血液検査で甲状腺ホルモンの量を測定したり、必要に応じて超音波(エコー)検査で甲状腺の形や大きさを調べたりします。

    これは、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)のような病気が、早朝高血圧の原因となっていないかを確認するために行われます。


これらの検査結果を私たち医師が総合的に判断し、患者さん一人ひとりに合った適切な診断を下し、治療方針を提案します。


受診する専門医について

朝の血圧が高いことで医療機関を受診する場合、まずは「内科」のクリニックや病院を受診してください。 内科医は、高血圧だけでなく、生活習慣病全般や内臓の病気を幅広く診る専門家です。 そこで、ご自身の血圧の状態や、気になる症状をしっかりと伝えましょう。 ご自身の健康を守るためにも、医師と協力しながら、根気強く治療を進めていくことが大切です。



早朝高血圧の改善に役立つ生活習慣と治療法

朝、血圧計の数値を見て不安を感じる方は少なくありません。早朝高血圧は、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気のリスクを高めるため、決して軽視できない状態です。しかし、皆さんのご安心ください。日々の生活習慣を見直したり、必要に応じてお薬による治療を始めたりすることで、血圧を適切にコントロールし、健やかな毎日を送ることは十分に可能です。

私たち医師は、早朝高血圧への適切な治療が、心臓肥大や慢性腎臓病といった臓器への負担を和らげ、将来の健康を守ることに繋がると考えています。今回は、皆さんの血圧改善のために今日から始められる生活習慣の工夫と、効果的な治療法について、具体的な方法を分かりやすく解説していきます。



食事改善で血圧を下げる具体的な方法

血圧を下げるための食事は、毎日の食卓で少しの工夫をすることから始められます。特に大切なのは、塩分の摂りすぎに注意することと、血圧を下げる働きのある栄養素を積極的に摂ることです。


1. 塩分を控えましょう

日本人は、世界的にも塩分を多く摂取する傾向にあります。塩分を摂りすぎると、体内の水分量が増えて血液量が増え、結果として血管に負担がかかり血圧が上昇しやすくなるのです。

  • 目標量を知る

    成人の方には1日6g未満が推奨されています。

    この目標値を意識して、日々の食事を見直しましょう。

  • 調味料の使い方を工夫する

    醤油や味噌などの調味料は、なるべく減塩タイプを選ぶことをおすすめします。

    だしをしっかり効かせたり、香辛料、レモン、お酢などを活用したりすると、薄味でも美味しく感じられます。

  • 加工食品に注意する

    カップ麺や練り物、漬物、ハム、ソーセージなどには、多くの塩分が含まれていることがあります。

    購入する際には成分表示を確認し、塩分量の少ないものを選びましょう。

  • 外食や惣菜を選ぶ際のポイント

    外食時には、なるべく薄味をオーダーしてみましょう。

    麺類や丼ものの汁物は、全て飲み干さずに残すといった工夫も大切です。


2. 積極的に摂りたい栄養素

血圧を下げるのに役立つカリウム、カルシウム、マグネシウムなどを多く含む食品を意識して摂りましょう。

栄養素

主な働き

多く含む食品の例

カリウム

体内の余分な塩分(ナトリウム)を体の外に出す手助けをします。

野菜(ほうれん草、ブロッコリーなど)、果物(バナナ、リンゴなど)、海藻類、いも類

カルシウム

血管の収縮を抑え、血圧の安定に役立つと考えられています。

牛乳、ヨーグルト、チーズ、小魚、緑黄色野菜

マグネシウム

血管を広げ、血圧を下げる働きがあると言われています。

納豆、豆腐、海藻類、ナッツ類、玄米

これらの栄養素をバランス良く取り入れた食生活が、血圧管理の基本です。毎日少しずつでも良いので、これらの工夫を食卓に取り入れてみましょう。


無理なく続けられる運動習慣の取り入れ方

運動は、血圧を下げるだけでなく、体重管理やストレス解消にも効果的です。大切なのは、ご自身のペースで無理なく続けられる運動を見つけ、それを生活の一部にすることです。


1. どんな運動が良いの?

ウォーキングや軽いジョギング、水泳、サイクリングなどの「有酸素運動」が特に効果的です。これらの運動は、酸素を使いながら行うもので、血管の弾力性を保ち、血圧を安定させる働きがあると考えられています。

運動の種類

主な効果の目安

おすすめのポイント

ウォーキング

血管を強くし、血圧を下げる効果が期待できます。ストレス解消にも繋がります。

毎日30分程度、少し汗ばむくらいの速さで歩きましょう。通勤や買い物に取り入れるのも良い方法です。

軽いジョギング

全身の血行促進や心肺機能の向上が期待できます。

無理のない範囲で、隣の人と会話ができる程度のペースを心がけましょう。

水泳

体への負担が少なく、全身運動になるのが特徴です。

膝や腰への負担が気になる方におすすめです。水の抵抗で効率よく運動できます。

サイクリング

足腰への負担が比較的少なく、長時間続けやすい運動です。

風を感じながら気分転換にもなります。電動アシスト自転車でも十分効果が得られます。


2. どのくらいの頻度と時間が理想的?

目安としては、1日30分以上、週に3日以上の有酸素運動を目標にしましょう。一度に30分行うのが難しい場合は、10分を3回に分けても大丈夫です。大切なのは、毎日少しずつでも体を動かす習慣を身につけることです。運動を始める前には準備運動を、終わった後には整理運動を行うことで、ケガの予防にも繋がります。


3. 運動する際の注意点

  • 体調に合わせる

    体調が悪いときや熱があるときは、無理に運動せず、休むようにしましょう。

  • 水分補給

    季節によっては、熱中症や脱水症状に注意が必要です。水分補給はこまめに行ってください。

  • 寒冷時の注意

    寒い時期は、急な血圧上昇を防ぐため、体を温めてから運動を始めましょう。

  • 異常を感じたら

    もし運動中に胸の痛みや息切れ、めまいなどの症状が出たら、すぐに中止して医療機関を受診してください。


運動習慣は、すぐに結果が出なくても継続することが大切です。ご自身に合ったペースで、楽しみながら取り組んでいきましょう。


ストレス管理と質の良い睡眠のコツ

ストレスや睡眠不足は、早朝高血圧に大きく影響することがあります。ストレスを感じると、私たちの体は緊張状態になり、交感神経という神経が優位になります。すると血管が収縮し、血圧が上がりやすくなるのです。また、睡眠不足も自律神経のバランスを崩し、血圧を不安定にさせることが知られています。


1. ストレスと上手に付き合う方法

ストレスを全くなくすことは難しいかもしれませんが、上手に管理することで血圧への影響を和らげることができます。

ストレス管理のコツ

具体的な実践例

リラックスする時間を設ける

趣味の時間を持つ、好きな音楽を聴く、アロマを焚く、温かいお風呂にゆっくり浸かるなど、ご自身が心地よいと感じる時間を作りましょう。

呼吸法を取り入れる

深い呼吸は、心拍数を落ち着かせ、リラックス効果を高めます。椅子に座って背筋を伸ばし、ゆっくりと鼻から息を吸い込み、数秒止めてから口から細く長く吐き出すことを繰り返してみましょう。

気分転換を心がける

悩みやストレスを感じたら、その場を離れて散歩に出かけたり、友人や家族と話したりすることも大切です。考えすぎず、意識的に気分を変える努力をしましょう。

完璧を求めすぎない

ストレスの原因が仕事や人間関係の場合は、すべてを完璧にこなそうとせず、時には手抜きをしたり、人に頼ったりすることも必要です。ご自身を追い込みすぎないようにしましょう。


2. 質の良い睡眠で血圧を安定させるコツ

良質な睡眠は、体と心の回復に不可欠です。早朝の血圧上昇を抑えるためにも、質の良い睡眠を心がけましょう。夜間の血圧コントロールがうまくいかない場合(夜間高血圧)は、翌朝の血圧にも影響を及ぼしやすいからです。

質の良い睡眠のコツ

具体的な実践例

規則正しい生活リズム

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけましょう。週末の寝だめも、生活リズムを乱す原因となることがあります。

寝る前の過ごし方

寝る前は、スマートフォンやパソコンの使用を控えましょう。カフェインやアルコールの摂取も睡眠の質を低下させるため、注意が必要です。

寝室環境を整える

快適な温度・湿度を保ち、光や騒音を遮断できるような寝室環境を整えましょう。ご自身に合った寝具を選ぶことも大切です。

軽い運動を取り入れる

適度な運動は質の良い睡眠に繋がりますが、寝る直前の激しい運動は避けましょう。

ストレスをため込まず、十分な睡眠をとることは、高血圧の改善だけでなく、毎日を健やかに過ごすための土台となります。


薬による治療の種類と服用タイミング

生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や、血圧が非常に高い場合には、お薬による治療(薬物療法)が必要になります。早朝高血圧の治療では、特に「いつお薬を飲むか」が大切です。これは、お薬の効果が夜間から早朝にかけてもしっかりと持続することが、脳卒中や心筋梗塞のリスクを下げる上で重要だからです。


1. 主に使われる降圧薬の種類

現在、血圧を下げるお薬には、さまざまな種類があります。患者さんの体の状態や他の病気の有無に合わせて、私たち医師が適切なお薬を選びます。主な降圧薬には次のようなものがあります。

薬の種類

主な働き(分かりやすい説明)

カルシウム拮抗薬

血管の筋肉を緩めて、血管を広げることで血圧を下げます。

ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)


ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)

血圧を上げるホルモンの働きを抑え、血管が縮むのを防ぐことで血圧を下げます。

利尿薬

体内の余分な水分と塩分を尿として体の外に出し、血液の量を減らして血圧を下げます。

β遮断薬

心臓の働きを穏やかにし、心拍数や心臓から送り出される血液の量を減らして血圧を下げます。

これらの薬は、高血圧による合併症(脳卒中や心筋梗塞など)のリスクを減らすだけでなく、心臓肥大や慢性腎臓病といった、臓器への負担を改善する効果も期待できます。


2. 早朝高血圧における服用タイミングの重要性

早朝高血圧の場合、お薬の効果が夜中から朝にかけて途切れてしまうと、その時間帯に血圧が急上昇してしまうことがあります。特に45歳以上の方で朝の血圧が急上昇する場合は、放置せずに医療機関を受診し、一度詳しく調べることが大切です。そのため、私たち医師は患者さんの血圧パターンや使用するお薬の特性を考慮して、最適な服用タイミングを判断します。

例えば、1日1回服用するお薬でも、朝に飲む場合と夜寝る前に飲む場合とでは、血圧を下げる効果の現れ方が異なります。服薬治療中にもかかわらず朝の血圧が高いままである場合は、お薬の種類や服用タイミングの調整が必要となることがあります。ご自身で判断せずに、必ず主治医に相談しましょう。年齢のせいと諦めてしまう方もいますが、適切な治療介入によって改善するケースも非常に多いです。


3. 副作用と自己判断での中止の危険性

お薬を飲み始めてから、眠気や胃腸の不調などの副作用を感じることがあるかもしれません。これらの症状は一時的なもので、体が慣れると軽くなることが多いですが、もし気になる症状があれば、我慢せずに医師や薬剤師に伝えてください。自己判断でお薬を中断したり、量を減らしたりすると、血圧が不安定になり、かえって危険な場合があります。処方された通りにきちんと服用し、定期的に医師の診察を受けることが大切です。



早朝高血圧Q&A

早朝高血圧について、皆さんが抱く疑問に私たち医師がお答えします。ご自身の状態を正しく理解し、適切な対応をとるための参考にしてください。


Q1. 朝の血圧が高い場合、すぐに病院に行くべきですか?

まずは数日間、ご自宅で血圧を測定し、その結果を記録することが大変重要です。

起床後1時間以内に測った血圧が、上の血圧(収縮期血圧)135mmHg以上、または下の血圧(拡張期血圧)85mmHg以上の日が数日間続くようでしたら、早朝高血圧の可能性が高いです。

その場合は、一度内科を受診して相談しましょう。

高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」とも呼ばれ、自覚症状がなくても体の中で血管へのダメージが静かに進行していることが少なくありません。

脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気のリスクを高めることがあるため、「症状がないから大丈夫」と自己判断せずに、専門家である医師に確認することが重要です。

私たち医師は、皆さんの健康を守るためにも、早期の発見と適切な対応をお勧めしています。


Q2. 家庭で血圧を測る際、どの時間帯に測れば良いですか?

家庭で血圧を測る際には、正しい方法とタイミングを知ることが非常に大切です。

正確な血圧の傾向を把握するために、以下の時間帯に測定しましょう。

朝の測定

  • 起床後1時間以内が目安です。

  • 排尿を済ませて、お薬を飲んでいる方は服薬前に行ってください。

  • 朝食を食べる前に行うのが基本です。


夜の測定

  • 就寝前に測定するのがおすすめです。


どちらも椅子に座って背もたれにもたれ、5分ほど安静にしてから測ります。

1~2分間隔をあけて2回測定し、その平均値を記録しましょう。

血圧は1日の中でも大きく変動するため、毎日同じ時間帯に測ることで、より正確な情報を得ることができます。

これが、ご自身の血圧のパターンを理解する第一歩です。


Q3. 薬を飲んでいるのに朝の血圧が高いのはなぜですか?

高血圧のお薬を飲んでいても朝の血圧が高い場合、いくつかの理由が考えられます。


  • 薬の効果が夜間から早朝にかけて弱まる

  • お薬の種類によっては、体内で効果が持続する時間が決まっています。

  • 夜間から早朝にかけて、薬の血圧を下げる効果が十分に発揮されなくなることがあります。

  • これが原因で、朝の血圧が目標値よりも高くなってしまうことがあります。

  • 現在の処方では血圧を十分にコントロールできていない

  • お薬の種類や量が、患者さんの血圧を最適にコントロールできていない可能性も考えられます。

  • 高血圧のタイプや他の病気の有無によって、効果的な薬は異なります。


ご自身の判断で、お薬の量を増やしたり、飲むのをやめたりすることは大変危険です。

必ず主治医に相談し、お薬の種類や飲むタイミングを見直してもらいましょう。

私たち医師は、皆さんの血圧のパターンに合わせて、最適な薬物治療を検討します。

年齢のせいだと諦めずに、ぜひ専門医にご相談ください。


Q4. 血圧手帳やアプリの記録は、なぜ重要なのでしょうか?

家庭での血圧測定記録は、皆さんの健康管理において非常に重要な役割を果たします。

なぜなら、診察室での一度の測定だけでは見つけにくい、以下のような状態を発見できるからです。


「仮面高血圧」や「早朝高血圧」の診断

病院では正常なのに、自宅で測ると血圧が高い状態を「仮面高血圧」と呼びます。

早朝高血圧もこの仮面高血圧の一種です。

これらの診断には、日々の家庭血圧の記録が不可欠です。

普段の血圧の変動パターンの把握

血圧は1日の中で変動するため、毎日記録することで、ご自身の体にとっての「いつもの血圧」や「どのような時に高くなるか」といったパターンが明らかになります。


医師の診断と治療計画の策定

私たち医師は、この記録をもとに、患者さんの普段の血圧の状態を正確に理解することができます。

その情報が、より適切な診断や、効果的な治療方針(お薬の種類や量、生活習慣の改善策など)を決める上で、非常に役立つのです。


心臓や腎臓、脳といった大切な臓器の病気を予防するためにも、日々の記録をしっかりとつけて、診察時に必ず持参するようにしてください。

アプリや血圧手帳など、ご自身に合った方法で継続することが大切です。


Q5. 早朝高血圧は年齢のせいと諦めても大丈夫ですか?

早朝高血圧は、年齢を重ねることで起こりやすくなる傾向があるのは事実です。

しかし、「年齢のせいだから仕方がない」と諦めてしまうのは、非常に危険な考え方です。

私たち医師は、早朝高血圧は適切な対策によって改善できる病気だと考えています。


生活習慣の改善で多くの場合改善可能

塩分を控えた食事や適度な運動、質の良い睡眠、ストレス管理といった生活習慣の改善は、血圧を下げる上で非常に効果的です。

これらを継続することで、多くの患者さんで血圧の改善が見られます。


薬による治療の有効性

生活習慣の改善だけでは不十分な場合や、血圧が高い状態が続く場合には、お薬による治療が効果を発揮します。

適切なお薬を適切なタイミングで服用することで、早朝高血圧をコントロールし、脳卒中や心筋梗塞などのリスクを大幅に減らすことができます。


他の病気が隠れている可能性

まれに、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)のような他の病気が原因で、血圧が上がっていることもあります。

専門の医師に相談し、適切な検査を受けることで、隠れた病気を発見し、適切な治療に繋げることができます。


早朝高血圧を放置することは、将来の健康寿命を縮めることに繋がりかねません。

年齢のせいとせず、専門医に相談し、ご自身に合った対策を講じることが、健康で充実した毎日を送るために非常に大切です。



まとめ

朝の血圧が高い「早朝高血圧」は、見過ごされがちですが、脳卒中や心筋梗塞といった重い病気につながるサイレントキラーです。 自覚症状がないからと安心せず、まずはご自宅で正しく血圧を測り、記録する習慣をつけましょう。

もし朝の血圧が高い状態が続くようでしたら、年齢のせいだと諦めずに、ぜひ一度、内科などの医療機関を受診してください。 食事や運動、睡眠といった生活習慣の見直しに加え、必要であればお薬での治療も、健康な毎日を守る大切な一歩となります。 ご自身の健康を守るために、今日から行動を始めていきましょう。



参考文献

  • 早朝高血圧と夜間高血圧ガイドライン

  • モーニングサージに関する解説

 
 
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