血圧の変動が大きく、コントロールが難しい方の高血圧治療
- HEIWA SOTOMURA

- 1月14日
- 読了時間: 16分
更新日:1月20日

「昨日と今日で血圧の数値が全然違う」「薬を飲んでいるのに、なぜか安定しない」。そんなジェットコースターのような血圧変動に、不安を感じていませんか?その症状、実は放置すると非常に危険な、体からのサインかもしれません。
血圧の大きな変動は血管に強い衝撃を与え、気づかぬうちに動脈硬化を進行させます。実際に、重度の高血圧の方は正常な方と比べ、脳卒中のリスクが約8.5倍、心筋梗塞のリスクが約9倍にもなるという衝撃的な報告もあるのです。
この記事では、なぜあなたの血圧が安定しないのか、その裏に潜む「血圧サージ」や「隠れ高血圧」といった本当の原因を解き明かします。そして、変動そのものを穏やかにする最新の治療法から、未来の健康を守るための具体的な対策まで、詳しく解説していきます。
その血圧変動は大丈夫?放置するリスクと原因
「昨日と今日で血圧の数値が全然違う」「朝と夜で血圧が大きく変わる」 こんな経験に、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
血圧は心臓が血液を送り出すときの圧力のことで、常に一定ではありません。 運動したり、緊張したりすれば一時的に上がるのは、誰にでも起こる自然な現象です。
しかし、その変動の幅があまりにも大きい場合、体からの危険なサインかもしれません。 大きな血圧変動をそのままにしておくと、血管や心臓に少しずつ負担がかかります。 その結果、将来的に脳卒中や心筋梗塞といった、命に関わる病気につながる危険性が高まります。
実際に、重度の高血圧の方は、正常な血圧の方と比べて脳卒中のリスクが約8.5倍、心筋梗塞や狭心症のリスクが約9倍にもなるという報告があります。 ご自身の血圧の状態を正しく理解し、適切な対策をとることが、未来の健康を守るためにとても大切です。
血圧がジェットコースターのように乱高下する原因とは
血圧がジェットコースターのように大きく上下するには、いくつかの原因が考えられます。 血圧を安定させるためには、「血管のしなやかさ」と、体の調子を整える「自律神経」の働きが重要です。 これらのバランスが崩れると、血圧は乱高下しやすくなります。
考えられる主な原因を見てみましょう。
動脈硬化の進行 加齢や乱れた生活習慣で血管が硬くなると、血圧の変化をうまく吸収できなくなり、変動が大きくなります。しなやかなゴムホースと硬い鉄のパイプをイメージすると分かりやすいかもしれません。
自律神経の乱れ ストレス、睡眠不足、不規則な生活は自律神経のバランスを崩します。体のアクセル役である交感神経が過剰に働くと、血管が縮んで血圧が急上昇しやすくなります。
生活習慣の問題 塩分の多い食事は血液の量を増やし、血圧を上げます。過度な飲酒や喫煙も、血管にダメージを与え、血圧の変動を大きくする原因です。
ほかの病気の影響 腎臓の病気や、体の調子を整えるホルモンの異常が原因で、血圧が不安定になることがあります(二次性高血圧)。
薬の影響 痛み止めやステロイド剤など、普段飲んでいる他の薬が、血圧に影響を与えている場合もあります。
これらの原因がいくつか重なっていることも少なくありません。 なぜ血圧が不安定なのか、その根本原因を探ることが治療の第一歩となります。
「血圧サージ」が引き起こす脳卒中・心筋梗塞のリスク
「血圧サージ」という言葉をご存じでしょうか。 これは、普段の血圧はそれほど高くないのに、何かのきっかけで一時的に血圧が急上昇する現象です。 特に、朝起きた時や強いストレスを感じた時、急に寒い場所へ移動した時などに起こりやすいとされています。
この血圧の急上昇は、血管の壁に強い衝撃を与え、傷つけます。 これを繰り返していると、血管はもろくなり、動脈硬化が進んでしまいます。 その結果、次のような命に関わる病気のリスクが格段に高まります。
血圧サージが引き起こす主な病気
脳卒中(脳梗塞・脳出血) 脳の血管が詰まったり、破れたりする病気です。
心筋梗塞・狭心症 心臓を動かす血管が詰まったり、狭くなったりする病気です。
大動脈解離 体で最も太い血管である大動脈が裂けてしまう病気です。
特に脳卒中などの神経に関わる病気では、迅速な血圧管理がその後の経過を大きく左右することがわかっています。 つまり、血圧の「平均的な高さ」だけでなく、このような急激な「変動」そのものが非常に危険なのです。 近年の高血圧治療では、単に血圧を下げるだけでなく、この変動をいかに穏やかにするかという「血圧の質」も重要視されています。
早朝高血圧・夜間高血圧・仮面高血圧の見分け方
クリニックや健康診断で測った血圧が「正常です」と言われても、安心はできません。 実は、特定の時間帯だけ血圧が高くなる「隠れ高血圧」が潜んでいることがあるからです。 これを放置すると、気づかないうちに動脈硬化が進むため、注意が必要です。 家庭で血圧を測る習慣は、これらの危険なタイプを見つけるための強力な武器になります。
種類 | 特徴 | 見つけ方 |
早朝高血圧 | 診察室では正常なのに、朝起きてから1〜2時間以内の血圧が基準値(135/85mmHg)を超えるタイプです。 | 朝の測定が重要です。 起床後1時間以内、トイレを済ませ、朝食や薬を飲む前に、座った姿勢で測りましょう。 |
夜間高血圧 | 本来、血圧が下がるはずの睡眠中に、血圧が十分に下がらない、あるいは逆に上がってしまう危険なタイプです。 | 専門的な検査が必要です。 24時間自動で血圧を測る機械(ABPM)などで確認します。いびきや睡眠時無呼吸症候群が原因のこともあります。 |
仮面高血圧 | 診察室では正常なのに、家庭や職場で測ると高いタイプです。日中のストレスなどが影響していると考えられます。 | 朝晩の継続測定が重要です。 特に仕事中など、ストレスを感じやすい時間帯に血圧が高い傾向があります。 |
これらの「隠れ高血圧」は、診察室での一度の測定では見逃されがちです。 しかし、脳卒中や心筋梗塞のリスクは、通常の高血圧と同じか、それ以上に高いとされています。 最近の研究では、病気の発症を予測する上で、診察室の血圧よりも家庭での血圧のほうが重要であることもわかってきました。
ストレスや季節、時間帯で血圧はどれくらい変わるのか
私たちの血圧は、一日の中でもさまざまな要因によって常に変動しています。 このような自然な変動のリズムを知っておくことも、ご自身の血圧管理に役立ちます。
時間帯(日内変動) 一般的に、活動している日中は血圧が高くなり、リラックスしている夜間や睡眠中には低くなります。朝、目覚めとともに血圧は上昇しはじめ、日中にピークを迎えます。この自然なリズムが崩れることが、体への負担となります。
ストレス 仕事のプレッシャーや人間関係の悩みを感じると、体のアクセル役である交感神経が働き、血管が収縮して血圧は一時的に急上昇します。慢性的なストレスは、高血圧を定着させてしまう原因にもなります。
季節(季節変動) 冬は寒さで血管がキュッと縮むため、血圧は高くなる傾向があります。一方、夏は気温が高く血管が広がりやすいため、血圧は低めになることが多いです。特に冬場は、暖かい室内から寒い屋外へ出る際の急激な温度変化が血圧の急上昇を招き、「ヒートショック」のリスクを高めるため注意が必要です。
その他の要因 食事(特に塩分)、飲酒、喫煙、運動、入浴、トイレといった日常的な行動でも血圧は細かく変動します。
これらの変動は誰にでも起こりますが、問題はその変動幅が大きすぎることです。 高血圧の管理では、単に血圧の数値を下げるだけでなく、こうした変動を穏やかにする「血圧の質」を高めるという視点が非常に重要になります。
薬を飲んでも安定しない方へ 台東区で受けられる正しい高血圧治療

「毎日きちんと薬を飲んでいるのに、血圧がなかなか安定しない」 「日によって血圧の変動が大きくて、なんだか不安だ」
このように感じている方は、決して少なくありません。 高血圧の治療で大切なのは、単に血圧の数値を下げることだけではないのです。 近年、治療の「質」が重要視されるようになり、血圧の「変動」そのものを穏やかにすることが注目されています。
血圧の変動が大きい状態は、ご自身が気づかないうちに血管へ大きな負担をかけています。 その結果、将来的に心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気のリスクを高めてしまうのです。 ここからは、薬を飲んでも血圧が安定しない理由から、変動を抑えるための正しい治療法、そして忙しい毎日の中でも続けられる生活習慣の工夫まで、具体的に解説します。
なぜ今の薬では血圧が安定しないのか?考えられる5つの理由
処方されたお薬を飲んでも血圧のコントロールがうまくいかない場合、いくつかの原因が考えられます。 ご自身の状況と照らし合わせながら、一度確認してみましょう。
お薬の飲み忘れや自己判断による中断
降圧薬は、血圧が上がる原因そのものを治すわけではありません。お薬の力で血圧をコントロールしているため、自己判断でやめたり飲み忘れたりすると、血圧は再び上昇してしまいます。
お薬の種類や量が合っていない
血圧が上がる仕組みは人それぞれで、お薬にも様々な種類があります。例えば、朝方に血圧が急上昇する「早朝高血圧」など、血圧変動のパターンに合ったお薬を選ぶことが重要です。1種類で効果が不十分な場合は、作用の仕方が違うお薬を組み合わせることもあります。
血圧を上げる生活習慣が続いている
塩分の多い食事、運動不足、肥満、過度な飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足などはお薬の効果を弱めてしまいます。治療の基本は生活習慣の改善であり、お薬と並行して取り組むことが大切です。
「仮面高血圧」が隠れている
クリニックで測ると正常なのに、ご自宅で測ると血圧が高い状態を「仮面高血圧」と呼びます。特に夜間や早朝の血圧が高い場合、お薬が十分に効いていないように感じることがあります。ご家庭での血圧測定が非常に重要になります。
他の病気が原因の「二次性高血圧」
高血圧の約1割は、腎臓の病気やホルモンの異常など、他の病気が原因で起こる「二次性高血圧」です。この場合は、原因となっている病気の治療を優先的に行う必要があります。
変動を抑える薬の選び方と副作用への具体的な対処法
血圧治療の最終目標は、将来の脳卒中や心筋梗塞といった心血管病を防ぐことです。 そのためには、単に血圧を下げるだけでなく、血圧の変動をできるだけ小さくする「質的な管理」がとても重要になります。 血圧の変動が大きいほど、血管への負担が大きくなり、動脈硬化が進みやすくなるためです。
変動を抑えるお薬の選び方
お薬には様々な種類があり、それぞれ作用の仕方が異なります。 血圧の変動を穏やかにするためには、以下のような視点でお薬が選ばれます。
作用時間が長いお薬
1日1回の服用で24時間、安定した効果が続くタイプのお薬です。血圧の乱高下を抑えるのに役立ちます。
変動パターンに合わせた選択
例えば、早朝高血圧の方には、朝方の急な血圧上昇をしっかり抑えられるお薬を使用したり、内服時間を夕食後にしたりして、コントロールを試みます。
複数の薬の組み合わせ
作用の仕方が異なるお薬を組み合わせることで、より効果的に血圧をコントロールし、変動を抑えることができる場合があります。
副作用への具体的な対処法
お薬によっては、めまい、ふらつき、頭痛、咳、むくみなどの症状が出ることがあります。 もし気になる症状が現れた場合は、ご自身の判断でお薬をやめてしまうのではなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。 副作用がつらい場合は、以下のような対応が可能です。
お薬の量を減らす
作用の仕方が異なる別のお薬に変更する
副作用を軽減するためのお薬を一緒に使う
忙しい方でも続けられる食事療法(減塩)と運動のコツ
血圧のコントロールにおいて、お薬と並行して生活習慣を見直すことは、治療の両輪ともいえるほど重要です。 特に食事での「減塩」と、適度な「運動」は欠かせません。 忙しい毎日の中でも無理なく続けられるコツをご紹介します。
食事療法(減塩)のコツ
高血圧の方の食塩摂取量の目標は「1日6g未満」です。 まずは、以下のことから始めてみましょう。
汁物は具だくさんに
麺類の汁やみそ汁は塩分が多いため、飲む量を半分にするだけでも効果的です。野菜などの具を増やすと満足感が得られます。
香りを活用する
香辛料(こしょうなど)、香味野菜(しそ、ねぎなど)、酸味(レモン、お酢など)を上手に使うと、薄味でも美味しく感じられます。
「かける」より「つける」
しょうゆやソースは、料理に直接かけるのではなく、小皿に入れて少しずつつける習慣にしましょう。
加工食品は表示をチェック
ハムやちくわ、漬物などの加工食品には、意外と多くの塩分が含まれています。栄養成分表示を見る癖をつけましょう。
最近では、スマートフォンのアプリを利用して、日々の食事の選択をサポートし、手軽に減塩を管理する研究も進んでいます。
運動のコツ
運動は、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。 「毎日30分以上」が目標ですが、まとめて時間が取れなくても大丈夫です。
「ながら運動」を取り入れる
テレビを見ながらストレッチや足踏みをします。
通勤時間を活用する
一駅手前で降りて歩く、エスカレーターを階段にします。
10分の運動を3回に分ける
細切れの時間でも合計で30分になれば、同等の効果が期待できます。
大切なのは、無理なく楽しみながら続けることです。
予約システム、土曜日診療を上手に活用する方法
「仕事が忙しくて、平日の日中にはなかなか通院できない」 「体調は安定しているけれど、薬をもらうためだけに半日潰れてしまう」 こうしたお悩みをお持ちの方も多いでしょう。 当院は予約制を採用しており、他の医療機関と比べて比較的短い待ち時間で診療を受ける事が可能です。 また土曜日の診療も行っており、普段お仕事で忙しい方でも少しでも通いやすいクリニックを目指しています。
予約制のメリット
予約制でない医療機関では、患者さん受診の波が非常に大きく、突然多くの患者さんが受診されると長い待ち時間に繋がってしまいます。 また予約制を敷いていても、予約枠が多すぎると結果的に待ち時間が長くなってしまいます。
土診療のメリット
平日の日中に時間を確保するのが難しい方でも、お仕事帰りや休日を利用して、治療を継続することができます。 治療で最も大切なことは、中断せずに続けることです。 ご自身のライフスタイルに合わせて通院方法を選ぶことで、無理なく血圧コントロールを続けていきましょう。
台東区で探す「変動する高血圧」に強い専門クリニック
「日によって血圧の数値が大きく違う」 「薬を飲んでいるのに、なぜか安定しない」
血圧の大きな変動に、不安を感じていませんか。 変動する高血圧は、放置すると脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。 そのため、適切な治療を受けることがとても大切です。
近年の高血圧治療では、単に数値を下げる「量的な管理」だけではありません。 血圧の変動自体を穏やかにする「質的な管理」が、非常に重要視されています。 血圧変動が大きいほど動脈硬化が進みやすいことが、研究でわかってきたからです。
変動の裏には、生活習慣だけでなく、血管の状態や自律神経の乱れが隠れています。 だからこそ、専門的な視点で原因を探り、一人ひとりに合った治療が必要です。 台東区で信頼できるクリニックを見つけ、未来の健康を守る一歩を踏み出しましょう。
高血圧の診療が上手い医師を見分ける3つのポイント
変動する高血圧の治療では、信頼できる医師との出会いが非常に重要です。 良い医師を見分けるための、3つのポイントをご紹介します。
高血圧を中心に『内科』を専門にしていること
『内科』を専門としている医師は、高血圧治療の深い知識と豊富な経験を持っています。
特に血圧の変動は動脈硬化の進行と密接なため、専門的な診断や管理が不可欠です。
血圧の「変動」そのものに注目してくれること
高血圧に精通した医師は、診察室での一度の測定値だけでは判断しません。
ご家庭で測った血圧の記録や、時間帯による変動パターンを重視します。
次のような視点を持っているかどうかが、ポイントになります。
家庭血圧の記録を、時間をかけて丁寧に確認する
早朝や夜間の血圧の状態について、詳しく質問する
必要に応じて、頸動脈超音波検査や心臓エコー検査など詳しい検査を提案する
このように血圧変動の背景を探り、変動を抑える「質」の高い治療を考えてくれる医師を選びましょう。
対話を大切にし、分かりやすく説明してくれること
あなたの不安や疑問に親身に耳を傾けてくれるかは、大切なポイントです。
治療方針や薬について、専門用語を避けて丁寧に説明してくれる医師が良いでしょう。
治療は医師と患者さんがチームとなって進めるものです。
腎臓の病気など他の疾患が隠れていないか、継続的に体を観察し、共に管理していく姿勢が重要です。
納得できる治療を医師と一緒に決めるための相談術
医師に自分の状態を正確に伝え、納得して治療を受けるには、少し準備が大切です。 診察の際に試していただきたい、3つのコツをご紹介します。
血圧手帳を持参し、日々の記録を見せる
いつ、どのような状況で血圧が変動したかの記録は、医師にとって最も重要な情報源です。
数値だけでなく、「忙しかった」「イライラした」など、その時の状況のメモが診断の助けになります。
聞きたいことをメモにまとめておく
診察室では緊張してしまい、聞きたいことを忘れがちです。 事前に質問をリストアップしておくと、疑問を解消できます。
質問のカテゴリ | 質問の具体例 |
原因について | なぜ私の血圧は、日によって大きく変動するのでしょうか? |
薬について | 今の薬は、血圧の変動を穏やかにするのに合っていますか? |
副作用について | 最近、立ちくらみがするのですが、薬の影響でしょうか? |
生活について | 仕事でストレスが多いのですが、どう対処すればいいですか? |
「お薬手帳」を必ず持っていく
高血圧以外の病気で飲んでいる薬やサプリメントは、必ず医師に伝えましょう。
薬の飲み合わせによっては、血圧に影響が出ることがあります。
「お薬手帳」を持参すれば、正確な情報を漏れなく伝えられます。
ご家族の理解とサポートを得るための上手な伝え方
高血圧の治療は、ご本人の努力はもちろんですが、ご家族の協力が大きな力になります。 ご家族に病状を理解してもらい、サポートをお願いするための伝え方のポイントです。
高血圧を放置するリスクを具体的に伝える
「血圧が高いだけ」と思われがちですが、命に関わる病気につながることを伝えましょう。
「血圧の変動が大きいと、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるみたいなんだ」
このように具体的な病名を挙げて説明すると、ことの重要性が伝わりやすくなります。
実際に、血圧変動が大きいと心血管病による死亡率が高いことも報告されています。
してほしいサポートを具体的にリクエストする
漠然と「協力してほしい」ではなく、「何をしてほしいか」を具体的に話すことが大切です。
食事面でのお願い 「減塩を心がけたいから、だしを効かせた味付けを一緒に工夫してくれると嬉しいな」
生活面でのお願い 「毎朝のウォーキング、もしよかったら一緒に歩かない?」
精神面でのお願い 「血圧が高いと不安になるから、そんな時は話を聞いてくれるだけで安心するよ」
感謝の気持ちを忘れずに伝える
食事の準備や生活面での配慮など、協力してくれたことへの感謝を言葉にしましょう。
「ありがとう」「助かるよ」 お互いを思いやる気持ちが、治療を続ける上での何よりの支えになります。
まとめ
今回は、血圧の変動が大きくコントロールが難しい方の高血圧治療について、詳しく解説しました。
日々の血圧の乱高下は、将来の脳卒中や心筋梗塞につながる、体からの危険なサインかもしれません。治療で最も大切なのは、単に数値を下げるだけでなく、この血圧の「変動」そのものを穏やかにすることです。そのためには、専門的な視点で原因を探り、お薬と生活習慣の両面からアプローチすることが欠かせません。
「薬を飲んでも安定しない」と不安に感じている方は、決して一人で悩まないでください。まずは家庭での血圧記録を持って、信頼できる医師に相談することから始めましょう。ご自身の体を守るための、それが大切な第一歩です。


