健康診断で異常があると言われた時の対処法
- HEIWA SOTOMURA

- 2025年12月3日
- 読了時間: 29分
更新日:1月26日

健康診断の結果に書かれた「異常あり」の文字。心臓がどきりとしたのは、あなただけではありません。実は、厚生労働省の調査によると、健診を受けた人の約6割が何らかの異常を指摘されるのです。
しかし、その結果を「自覚症状がないから大丈夫」と放置していませんか?その油断こそが、がんや生活習慣病といった「サイレントキラー」の発見を遅らせる最大の原因になりかねません。その通知は、病気の早期発見・早期治療につながる「未来への招待状」なのです。
この記事では、「要精密検査」と「再検査」の決定的な違いから、結果を放置した場合の深刻なリスクまでを徹底解説します。あなたの未来を守るための正しい知識と行動を、今すぐ手に入れましょう。
健康診断の結果を正しく理解する最初の一歩
健康診断の結果が届き、「異常あり」の文字を見て、心臓がどきりとされたかもしれません。 しかし、健康診断で何らかの異常を指摘されるのは、決して珍しいことではありません。
厚生労働省の調査では、健康診断を受けた人のうち、約6割に何らかの「異常所見」があったと報告されています。 大切なのは、この結果を「ご自身の健康と向き合うための重要なきっかけ」と捉えることです。 この結果通知は、病気の早期発見・早期治療につながる「未来への招待状」とも言えます。 結果を正しく理解し、適切な行動をとることが、あなたの健康を守る上で最も重要になります。
「要精密検査」「再検査」「経過観察」の具体的な違い
健康診断の結果には、「A判定」や「D判定」、「要精密検査」や「要経過観察」など、様々な言葉が並んでいます。 これらは似ているようで、意味や取るべき行動が異なります。 まずは、それぞれの言葉が示す意味を正確に理解し、ご自身の状況を把握しましょう。
判定の区分 | 主な意味と取るべき行動 |
A:異常なし | 今回の検査では特に問題は見つかりませんでした。 現在の健康的な生活習慣を続けましょう。 |
B:軽度異常 (日常生活に支障なし) | 検査値はわずかに基準範囲を外れていますが、すぐに治療が必要な状態ではありません。 自覚症状がなければ、次回の健診で確認しましょう。 |
C:要経過観察 | すぐに治療の必要はありませんが、生活習慣の見直しを心がけましょう。 1年後の健康診断などで変化がないかを確認することが大切です。 |
C1/C2:要再検査 (3ヶ月後・6ヶ月後など) | 検査値が一時的なものか、本当に異常なのかを確認するため、同じ検査をもう一度受ける必要があります。 体調や食事の影響で数値が変動することがあるためです。 結果報告書の指示に従い、指定された期間内に医療機関を受診してください。 |
D:要精密検査 | 健康診断で行った検査よりも、さらに詳しい検査で異常の原因を特定する必要があります。 病気の可能性を調べるための重要なステップです。 自覚症状がなくても、必ず医療機関を受診してください。 |
E:治療中 | すでに治療中です。 引き続きかかりつけ医と相談し治療を継続して下さい。 |
特に、「再検査」と「精密検査」は混同されがちですが、目的が全く異なります。 「再検査」は、異常値が本物かを確認するために「同じ検査」をもう一度行うことです。 一方、「精密検査」は、異常の原因を特定するために「より詳しい別の検査(例:胃カメラやCT検査など)」を行うことです。
判定ごとの緊急度と今すぐ受診すべき危険なサイン
健康診断の結果を受け取ったら、判定に応じた緊急度を理解し、迅速に行動することが大切です。 特に「D:要精密検査」や「E:要治療」と判定された場合は、たとえ自覚症状がなくても速やかに医療機関を受診する必要があります。
判定ごとの緊急度の目安
判定 | 緊急度 | 対応の目安 |
E:治療中 | 低 | 引き続きかかりつけの医師と相談し治療方針を決定して下さい。 |
D:要精密検査 | 高 | 1ヶ月以内を目安に医療機関を受診し、精密検査の予約をしてください。 |
C1/C2:要再検査 | 中 | 結果報告書に記載された期間内(例:3~6ヶ月後)に医療機関を受診してください。 |
B/C:要経過観察 | 低 | 生活習慣を見直し、次回の健康診断で結果を確認してください。 気になる症状があれば、その時点で受診しましょう。 |
A:異常なし | - | 引き続き健康的な生活を心がけてください。 |
ただし、上記の目安にかかわらず、以下のような症状がある場合は、判定が「経過観察」であってもすぐに医療機関を受診してください。 これらは重大な病気が隠れているサインかもしれません。
【今すぐ受診すべき危険なサイン】
胸の痛み、圧迫感、締め付けられる感じ、動悸、息切れ (心筋梗塞や狭心症など、心臓の病気の可能性があります)
急な激しい頭痛、手足のしびれ、ろれつが回らない (脳梗塞や脳出血など、脳血管の病気の可能性があります)
血便、黒色便(タール便)、血尿 (大腸がんや胃がん、腎臓や膀胱の病気の可能性があります)
原因不明の急激な体重減少(半年で5kg以上など) (がんや糖尿病、甲状腺の病気などが隠れていることがあります)
みぞおちや背中の激しい痛み (急性膵炎など、緊急性の高い病気の可能性があります)
ご自身の体のサインを見逃さず、少しでも不安な点があれば早めに専門医に相談しましょう。
自覚症状がなくても精密検査を受けなければならない本当の理由
「特に症状もないのに、なぜ精密検査が必要なの?」と感じる方は少なくありません。 しかし、症状がない段階で病気の芽を発見することこそが、健康診断の最も重要な役割です。 多くの生活習慣病やがんは、初期段階ではほとんど自覚症状が現れません。 「症状がない=大丈夫」では決してないのです。
例えば、高血圧や糖尿病、脂質異常症は「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれます。 自覚症状がないまま静かに血管を傷つけ、動脈硬化を進行させます。 そしてある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こすのです。
また、胃がんや大腸がんも、初期の段階では痛みなどの症状はほとんどありません。 実は、日本の胃がんの5年生存率が世界的に高いのは、検診システムが普及しているからです。 症状のない早期の段階で発見・治療ができていることが、生存率の高さに直結しています。 健康診断での「異常」を放置することは、この早期発見の最大のチャンスを自ら手放すことに他なりません。 体に負担の少ない治療で完治を目指せる「痛くない今のうち」に検査を受けることが、将来の自分を守る最善の方法です。
結果を放置した場合に起こりうる5つの健康リスク
「忙しいから」「症状がないから」と健康診断の結果を放置してしまうと、将来的に深刻な事態を招く可能性があります。 具体的には、以下のような5つのリスクが考えられます。
重大な病気の発見が遅れる 最も大きなリスクです。がんや心臓病、脳卒中などの病気は、早期発見・早期治療が何よりも重要です。 放置することで治療が困難な進行した状態で見つかり、治療の選択肢が狭まったり、完治が難しくなったりする可能性があります。
動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる 高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病を放置すると、血管の壁が硬く、もろくなる「動脈硬化」が進行します。 これにより、心臓や脳の血管が詰まったり破れたりするリスクが急激に高まります。
臓器に回復不能なダメージが及ぶ 例えば腎機能の低下を放置すれば、将来的には週に数回の人工透析が必要になることがあります。 また、脂肪肝から肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行することも少なくありません。 一度損なわれた臓器の機能は、完全には元に戻らない場合も多いのです。
身体的・経済的な負担が増大する 早期であれば内視鏡による日帰り治療で済んだポリープが、進行がんになってしまうことがあります。 その場合、大きな手術や長期間の抗がん剤治療が必要になるかもしれません。 治療が大規模になるほど、体への負担はもちろん、医療費や休職による経済的な負担も大きくなります。
生活の質(QOL)が著しく低下する 病気が進行すると、痛みやだるさなどの症状に日常的に悩まされることになります。 また、脳卒中の後遺症による麻痺など、以前のような生活が送れなくなる可能性もあります。 健康な生活を長く続けるためにも、早期の対処が不可欠です。
【項目別】正常値・異常値と診断・治療方法
健康診断の結果票には、たくさんの検査項目と数字が並んでいます。 どこから見ればよいか戸惑い、「C」や「D」の判定に不安を感じる方も多いでしょう。 ここからは、健康診断でよく指摘される項目を一つひとつ取り上げます。 それぞれが体のどのような状態を示し、どう対処すべきかを具体的に解説します。

高血圧
高血圧は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれています。 自覚症状がないまま血管の内壁に高い圧力をかけ続け、血管を傷つけます。 この状態は、動脈硬化という「血管の老化」を著しく早めてしまいます。 その結果、脳梗塞や心筋梗塞など、命に関わる病気のリスクが急上昇します。 健康診断で高血圧を指摘されたら、症状がなくても必ず医療機関を受診してください。 まずはご自身の正確な血圧を把握し、管理を始めることが重要です。
ず医療機関を受診してください。 まずはご自身の正確な血圧を把握し、管理を始めることが重要です。
分類 | 診察室血圧 (mmHg) | 家庭血圧 (mmHg) |
正常血圧 | 120未満 かつ 80未満 | 115未満 かつ 75未満 |
正常高値血圧 | 120~129 かつ 80未満 | 115~124 かつ 75~79 |
高値血圧 | 130~139 かつ/または 80~89 | 125~134 かつ/または 80~84 |
Ⅰ度高血圧 | 140~159 かつ/または 90~99 | 135~144 かつ/または 85~89 |
Ⅱ度高血圧 | 160~179 かつ/または 100~109 | 145~159 かつ/または 90~99 |
Ⅲ度高血圧 | 180以上 かつ/または 110以上 | 160以上 かつ/または 100以上 |
治療の基本は、減塩を中心とした生活習慣の改善です。 適度な運動、節酒、禁煙、体重管理なども血圧を下げるのに有効です。 生活習慣の改善だけでは不十分な場合は、降圧薬による薬物療法を開始します。 早期から血圧を適切に管理することが、将来の健康を守る鍵となります。
糖尿病
糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなる病気です。 初期には自覚症状がほとんどなく、静かに進行していきます。 しかし、放置すると全身の細い血管や神経に深刻なダメージを与えます。 特に「三大合併症」は生活の質を大きく損なうため、予防が極めて重要です。
網膜症
目の網膜の血管が傷つき、進行すると失明に至ることもあります。
腎症
腎臓のフィルター機能が壊れ、進行すると人工透析が必要になります。透析患者さんの多くは、糖尿病性腎症による腎機能障害が原因です。
神経障害
手足のしびれや感覚の麻痺、足の壊疽(えそ)などを引き起こします。
健康診断では、空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)で評価します。 HbA1cは、過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を反映する「血糖値の通信簿」です。
検査項目 | 正常型 | 境界型 | 糖尿病型 |
空腹時血糖値 | 110 mg/dL未満 | 110~125 mg/dL | 126 mg/dL以上 |
HbA1c(NGSP値) | 5.6%未満 | 5.6%~6.4% | 6.5%以上 |
「要精密検査」と判定された場合は、ブドウ糖負荷試験などで詳しく調べます。 治療は食事療法と運動療法が基本ですが、必要に応じて内服薬やインスリン注射を用います。
脂質異常症(高コレステロール血症)
脂質異常症は、血液中の脂質の値が基準から外れた状態です。 これも自覚症状がないまま、動脈硬化の最も大きな原因の一つとなります。 増えすぎたLDL(悪玉)コレステロールは、血管の壁に染み込み塊を作ります。 この塊が血管を狭くし、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのです。
脂質の種類 | 基準値 | 診断名 |
LDLコレステロール | 140 mg/dL以上 | 高LDLコレステロール血症 |
HDLコレステロール | 40 mg/dL未満 | 低HDLコレステロール血症 |
中性脂肪(トリグリセライド) | 150 mg/dL以上 | 高トリグリセライド血症 |
治療の第一歩は食生活の見直しと、ウォーキングなどの有酸素運動です。 中性脂肪が高い方は、糖質の多い食事やお酒の飲み過ぎが原因のことが多いです。 また、中性脂肪が高いと、LDLコレステロールが小型化します。 これは「超悪玉(small dense LDL)」と呼ばれ、より血管壁に入り込みやすくなります。 生活習慣の改善で数値が良くならない場合は、薬物療法を検討します。
高尿酸血症
高尿酸血症は、血液中の尿酸の濃度が7.0mg/dLを超えた状態です。 尿酸はプリン体という物質の老廃物で、通常は尿として排泄されます。 これが体内に溜まると、針状の結晶となって関節に蓄積します。 そしてある日突然、足の親指の付け根などが激痛と共に赤く腫れ上がります。 これが「痛風発作」で、「風が吹いても痛い」と言われるほどの痛みです。 また、腎臓に石ができる尿路結石や、腎機能障害の原因にもなります。 治療は、プリン体を多く含む食品(レバーやビールなど)を控える食事療法が中心です。 尿酸値を下げる薬や、痛風発作を予防する薬を用いることもあります。
肝機能(AST,ALT,γ-GTP)
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、ダメージを受けても症状が現れにくい臓器です。 健康診断のAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPは、肝細胞の壊れ具合を示す指標です。 これらの数値が高い場合、肝臓に何らかの負担がかかっているサインです。
AST(GOT), ALT(GPT)
肝細胞内にある酵素です。肝細胞が壊れると血液中に漏れ出します。
特にALTは肝臓への特異性が高く、肝臓の状態をよく反映します。
γ-GTP
アルコールで上昇することで有名ですが、脂肪肝などでも高値になります。
近年の研究では、γ-GTPは肝臓だけでなく「酸化ストレス」の指標であり、全身の動脈硬化リスクとも関連することが分かっています。
かつて肝機能異常の原因はウイルス性肝炎やアルコールが主でした。 しかし現代では、お酒を飲まない人の脂肪肝が急増しています。 これは「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD/MASLD)」と呼ばれます。 これを放置すると肝炎(NASH)、肝硬変、肝がんへと進行する可能性があり危険です。
原因により異なる治療方針
肝機能異常は、原因によって治療法が全く異なります。 そのため、原因を特定するための精密検査が非常に重要になります。
主な原因 | 主な精密検査 | 治療方針の例 |
アルコール性肝障害 | 腹部超音波、問診 | 禁酒・節酒が治療の基本です。栄養指導も行います。 |
脂肪肝 (NAFLD/MASLD) | 腹部超音波、線維化マーカー | 食事療法と運動療法による体重管理が中心です。 |
ウイルス性肝炎(B型・C型) | ウイルスマーカー検査 | 抗ウイルス薬でウイルスの増殖を抑え、肝炎を鎮静化させます。 |
薬剤性肝障害 | 問診、血液検査 | 原因薬(市販薬、サプリ含む)を特定し、中止または変更します。 |
自己免疫性肝炎など | 自己抗体検査、肝生検 | ステロイドや免疫抑制剤による専門的な治療が必要です。 |
まずは血液検査や腹部超音波検査で原因を探ります。 原因に応じた適切な治療を早期に開始することが、肝臓の健康を守る鍵です。
腎機能異常
腎臓は、血液をろ過して老廃物を尿として排出するフィルターの役割を担っています。 腎機能が低下すると、体内に毒素が溜まり、むくみや高血圧の原因になります。 健康診断では、血液中のクレアチニン(Cr)値から計算されるeGFRで評価します。 eGFRは、腎臓の働きを点数化したもので、低いほど機能が低下していることを示します。 腎機能の低下は、初期には自覚症状が全くありません。 しかし、慢性腎臓病(CKD)に進行すると、失われた腎機能は元に戻りません。 最終的には週に数回の人工透析や腎移植が必要になることもあります。 高血圧や糖尿病は腎臓に大きな負担をかけるため、特に注意が必要です。
貧血
貧血とは、血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶ役割)が減った状態です。 全身が酸素不足になり、動悸、息切れ、めまい、倦怠感などの症状が出ます。 最も多い原因は、材料となる鉄分が不足する「鉄欠乏性貧血」です。 しかし、貧血の背後に重大な病気が隠れていることがあるため注意が必要です。 例えば、胃がんや大腸がん、胃潰瘍など消化管からの慢性的な出血です。 これらの病気により、じわじわと血液が失われ、貧血が進行することがあります。 そのため、貧血を指摘された場合は、原因を突き止める精密検査が重要です。 消化器内科で胃カメラや大腸カメラを受けることを強く推奨します。
尿検査異常
尿検査は、体に負担なく腎臓や尿路の異常、全身の病気のサインを見つけられます。
尿蛋白
腎臓のフィルター機能の障害(腎炎など)を示唆します。
ただし、発熱時などに一時的に陽性になることもあります。
尿糖
血糖値が非常に高い状態を示し、糖尿病が強く疑われます。
尿潜血
尿路(腎臓、尿管、膀胱など)からの出血を示唆します。
結石、炎症、がんなどの可能性があります。安易な自己判断は危険です。
一度の陽性で病気が確定するわけではありません。 しかし、再検査でも異常が続く場合は、腎臓内科や泌尿器科での精密検査が必要です。
胸部レントゲン検査異常
胸部レントゲン検査は、肺や心臓、大血管などの異常を調べる基本的な検査です。 この検査で「異常陰影あり」と指摘された場合、様々な病気の可能性が考えられます。
臓器 | 考えられる主な病気 | 必要な精密検査の例 |
肺 | 肺がん、肺炎、肺結核など | 胸部CT検査、気管支鏡検査 |
心臓 | 心拡大(心不全など) | 心電図、心臓超音波(心エコー)検査 |
大動脈 | 大動脈瘤など | 胸部CT検査 |
レントゲンは病気の「疑い」を見つけるスクリーニング検査です。 「異常陰影」と指摘されても、必ずしも重篤な病気とは限りません。 しかし、肺がんなどは初期に自覚症状がないため、この段階での発見が極めて重要です。 指摘を受けたら、呼吸器内科などで胸部CT検査などの精密検査を受けてください。
心電図異常
心電図は、心臓の電気的な活動を記録し、不整脈や心筋の状態を調べる検査です。 健康診断で指摘される異常には、心配のいらないものから緊急性の高いものまで様々です。 自覚症状がなくても、結果に書かれた所見の意味を正しく理解し対応することが大切です。
頻度が多い、経過観察で良い心電図異常
健康診断で見つかる心電図異常には、病的な意味が少ないものも多くあります。 これらは自覚症状がなく、心臓の機能にも問題がないことがほとんどです。
心電図所見 | 解説 |
洞性不整脈 | 呼吸に伴う脈のゆらぎで、若い健康な人によく見られる生理的なものです。 |
期外収縮(上室性/心室性) | 時々、脈が飛ぶように感じる不整脈です。自覚症状がなく頻度が少なければ多くは問題ありません。 |
右脚ブロック | 心臓の電気信号を伝える回路の一部(右脚)の伝わりが遅い状態で、多くは治療不要です。 |
反時計回転・時計回転 | 心臓の電気的な傾きを示しているだけで、これ単独では病的な意味はありません。 |
これらの所見でも、動悸やめまいなどの症状がある場合は循環器内科で相談しましょう。
早く調べるべき緊急性のある心電図異常
一方、心筋梗塞や危険な不整脈のサインである可能性があり、速やかな受診が必要な異常もあります。 これらは命に関わる事態に発展するリスクがあるため、決して放置してはいけません。
心電図所見 | 疑われる病気 | 解説 |
ST変化(上昇・低下) | 狭心症、心筋梗塞 | 心臓の筋肉が酸素不足(虚血)になっているサインです。胸痛があれば特に危険です。 |
異常Q波 | 陳旧性心筋梗塞 | 過去に心筋梗塞を起こした痕跡の可能性があります。 |
心房細動 | 不整脈の一種 | 心臓内に血栓ができやすくなり、脳梗塞の大きな原因となります。 |
WPW症候群、Brugada症候群 | 不整脈の一種 | 突然死につながる危険な不整脈を起こすリスクがあります。 |
これらの所見を指摘された場合は、自覚症状がなくても必ず循環器専門医を受診してください。 早期の対応が、あなたの命を守ります。

腹部超音波異常
腹部超音波(エコー)検査は、お腹の中の臓器の状態を調べる体に優しい検査です。 脂肪肝や結石、ポリープ、のう胞、腫瘍などの発見に役立ちます。 指摘された所見が何を意味するのかを正しく理解し、消化器内科で相談しましょう。
肝腫瘤
肝腫瘤とは、肝臓にできた「できもの」の総称です。良性と悪性があります。
良性腫瘤
肝血管腫や肝のう胞がほとんどです。多くは経過観察となります。
悪性腫瘍
肝細胞がんや、他の臓器から転移してきた転移性肝がんがあります。
超音波検査だけでは良悪性の判断が難しいことも少なくありません。 肝腫瘤を指摘された場合は、必ず消化器内科を受診してください。 血液検査や造影CT/MRIなどの精密検査で、正確な診断を下すことが不可欠です。
脂肪肝
脂肪肝は、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積した状態です。 超音波では、肝臓が腎臓よりも白っぽくキラキラして見えます。 近年、肥満や糖尿病などを背景とした**非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD/MASLD)が急増しています。 単なる脂肪肝から、炎症を伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に進行することがあります。 NASHを放置すると、肝硬変や肝がんへと至るリスクがあるため注意が必要です。 脂肪肝は生活習慣病のサインと捉え、食事や運動による体重管理が重要です。
胆のうポリープ
胆のうポリープは、胆のうの壁にできるキノコ状の隆起です。 ほとんどは良性のコレステロールポリープで心配ありません。 しかし、大きさが10mmを超えると、がんの可能性を考える必要があります。
大きさ | 推奨される対応 |
5mm未満 | 1年後の経過観察で十分なことが多いです。 |
5mm~9mm | 半年~1年ごとの超音波検査による経過観察が推奨されます。 |
10mm以上 | がんの可能性を否定できず、精密検査や手術(胆のう摘出術)が検討されます。 |
また、形がいびつな場合や、急速に大きくなる場合も注意が必要です。 消化器内科で定期的に経過を観察していくことが大切です。
胆のう腺筋症
胆のうの壁が厚くなる良性の変化で、アデノミオマトーシスとも呼ばれます。 超音波検査で特徴的な所見が見られれば診断がつきます。 ほとんどは無症状で治療の必要もなく、経過観察となります。 しかし、まれに胆のうがんと見分けるのが難しい場合があり、精密検査を行うこともあります。 基本的には心配のいらない病気ですが、定期的な健診で変化の有無を確認しましょう。
膵のう胞
膵臓にできた、液体が溜まった袋状のできものです。 偶然発見されることが増えていますが、中には注意が必要なものもあります。
主な膵のう胞の種類 | 特徴とリスク |
膵管内乳頭粘液性腫瘍 (IPMN) | 膵管の中にでき、粘液を作る腫瘍です。がん化するリスクがあります。 |
粘液性のう胞腫瘍 (MCN) | 中年女性に多く見られ、がん化のリスクがあるため手術が検討されます。 |
漿液性のう胞腫瘍 (SCN) | 基本的に良性で、がん化のリスクは極めて低いです。 |
膵のう胞を指摘された場合は、専門医による評価が不可欠です。 超音波内視鏡(EUS)やMRIなどの精密検査で種類を特定します。 がん化のリスクに応じて、手術や定期的な画像検査による厳重な経過観察を行います。
前立腺肥大症
前立腺は男性特有の臓器で、加齢とともに大きくなります。 大きくなった前立腺が尿道を圧迫し、様々な排尿トラブルを引き起こします。
尿の勢いが弱い、途切れる
頻尿、夜間頻尿
残尿感
健康診断で前立腺の腫大を指摘されたら、泌尿器科を受診してください。 前立腺がんと見分けるために、PSA(前立腺特異抗原)という血液検査などを行います。 治療は薬物療法が中心ですが、症状が重い場合は手術も検討されます。
便潜血反応(大腸がん検診)陽性
便潜血検査で「陽性」と出た場合、大腸内視鏡(大腸カメラ)検査が必須です。 「痔があるからだろう」という自己判断は、大腸がん発見の機会を逃す最も危険な考えです。 便潜血陽性で精密検査を受けた結果、大腸がんが見つかる確率は約3〜5%です。 しかし、「前がん病変」であるポリープが見つかる確率は約30〜40%にも上ります。 大腸がんの多くは、良性のポリープが数年かけてがん化する過程をたどります。 これを「Adenoma-carcinoma sequence」と呼びます。 内視鏡検査でポリープを切除することは、将来の大腸がんを予防する最も確実な方法です。 大腸がんやポリープからの出血は常にあるわけではなく、断続的です。 そのため、2回の検査のうち1回でも陽性なら、必ず精密検査を受けてください。
上部消化管造影(バリウム検査)異常
バリウム検査で「ポリープ」や「潰瘍」などの異常を指摘された場合、胃カメラが必要です。 バリウム検査はあくまで「影」を見る検査であり、確定診断はできません。 胃カメラは、粘膜を直接観察できるため、はるかに正確な診断が可能です。 疑わしい部分があれば、その場で組織を採取し、がん細胞の有無を確定できます。 日本の胃がん5年生存率は世界的に見ても非常に高い水準にあります。 これは、検診システムが普及し、症状のない早期の段階で発見・治療できているからです。 健診での異常を放置することは、この最大のチャンスを自ら手放すことに他なりません。 指摘を受けたら、必ず消化器内科で胃カメラ検査を受けてください。
腫瘍マーカー高値
腫瘍マーカーは、がんの補助的な診断に用いられる血液検査です。 しかし、この検査にはいくつかの重要な限界点があります。
早期がんでは上昇しにくい
がんがある程度進行しないと数値が上がらないことが多く、早期発見には不向きです。
良性の病気でも上昇することがある(偽陽性)
肝炎や膵炎、喫煙など、がん以外の原因でも数値が高くなることがあります。
がんがあっても正常値のことがある
がんの種類によっては、マーカーが上昇しないケースも少なくありません。
腫瘍マーカーの数値だけで一喜一憂すべきではありません。 高値の場合は、そのマーカーに関連する臓器を画像検査などで詳しく調べる必要があります。 腫瘍マーカーはあくまで診断の「手がかり」の一つと捉えることが大切です。
異常を指摘されたらどこへ行く?最適な医療機関の選び方
健康診断で「要精密検査」や「要再検査」といった結果を受け取ると、「いったい、どこの病院へ行けばいいのだろう?」と、とまどいや不安を感じるかもしれません。
しかし、これはご自身の健康状態を正確に把握し、必要な対策を講じるための大切な機会です。 まずは慌てずに、ご自身にとって最適な医療機関を選ぶことから始めましょう。 適切な場所で相談することが、的確な診断と治療への第一歩となります。
かかりつけ医と総合病院、それぞれのメリット・デメリット
精密検査を受ける際の選択肢として、主に「かかりつけ医(クリニック・診療所)」と「総合病院」があります。 それぞれに特徴があるため、ご自身の状況に合わせて選ぶことが大切です。
日頃からあなたの健康状態や生活背景をよく知る「かかりつけ医」にまず相談することは、非常に良い選択肢です。 健康診断の結果を持参し、総合的なアドバイスを求めることをお勧めします。
医療機関の種類 | メリット | デメリット |
かかりつけ医 (クリニック・診療所) | ・普段の健康状態や生活背景、過去の健診結果の推移を理解している ・コミュニケーションが取りやすく、気軽に相談できる ・待ち時間が比較的短い傾向がある ・必要な場合は、顔の見える関係で最適な専門医や総合病院を紹介してくれる | ・実施できる検査の種類が限られる場合がある(CT/MRIなど) ・専門外の疾患については対応が難しいことがある |
総合病院 (大学病院など) | ・多くの専門診療科が揃っている ・CTやMRIなど高度な検査機器が充実している ・複数の科が連携して診断・治療にあたれる ・紹介状があればスムーズに専門的な検査・治療へ移行できる | ・予約が取りにくく、待ち時間が長くなる傾向がある ・紹介状がない場合、受診できなかったり**「選定療養費」という追加料金(数千円)**が必要になったりする場合がある ・担当医が毎回同じとは限らないことがある |
【結論】まず、かかりつけ医に相談しましょう
健康診断の結果票を持参して、まずは「かかりつけ医」に相談するのが最もスムーズです。 かかりつけ医は、結果全体を見て、どの異常を優先して調べるべきか、どの専門科が最適かを判断してくれます。 必要であれば、適切な総合病院への紹介状(診療情報提供書)を作成してくれます。
かかりつけ医がいない場合は、健康診断を受けた医療機関や、お近くの内科クリニックに相談しましょう。
【主要項目別】すぐに相談すべき診療科リスト
異常が指摘された項目によって、専門とする診療科は異なります。 ただし、複数の項目で異常がある場合や判断に迷う場合は、自己判断で専門科を選ぶのは得策ではありません。
例えば、貧血と便潜血陽性があれば消化器内科が適切ですが、貧血だけだと血液内科を考えてしまうかもしれません。 まずは全体を診てくれるかかりつけ医や総合内科を受診し、総合的な判断を仰ぐことが重要です。
検査項目 | 主な相談先(診療科) |
血圧が高い | 循環器内科、内科 |
血糖値・HbA1cが高い | 糖尿病・内分泌内科、内科 |
コレステロール・中性脂肪が高い | 循環器内科、糖尿病・内分泌内科、内科 |
肝機能(AST, ALT, γ-GTP)が高い | 消化器内科(肝臓内科)、内科 |
便潜血陽性 | 消化器内科、胃腸科 |
胃のバリウム検査異常 | 消化器内科、胃腸科 |
胸部X線で影がある | 呼吸器内科、内科 |
心電図の異常 | 循環器内科、内科 |
貧血 | 内科、血液内科 (消化管出血が疑われる場合は消化器内科) |
尿検査の異常(尿蛋白、尿潜血) | 腎臓内科、泌尿器科、内科 |
腫瘍マーカーが高い | 結果に応じて専門科が異なるため、まずは内科やかかりつけ医に相談 |
予約から結果説明まで、精密検査の全体的な流れ
「精密検査」と聞くと、時間もかかりそうで大変なイメージがあるかもしれません。 しかし、事前に全体の流れを把握しておくことで、安心して検査に臨むことができます。
ステップ1:医療機関の予約
電話やインターネットで受診したい医療機関に連絡します。 その際、「健康診断で異常を指摘されたため、精密検査の相談をしたい」と明確に伝えましょう。
ステップ2:初診・検査内容の相談
予約した日時に、以下のものを持参して受診します。 医師が結果を確認し、診察した上で、必要な精密検査の内容や日程を決定します。
健康診断の結果票(全ページ):数値だけでなく、医師の所見も重要です。
過去数年分の健康診断の結果票:数値の経年変化は非常に重要な情報です。
健康保険証
お薬手帳:服用中の薬(サプリメント含む)がある場合。
ステップ3:検査前の準備
検査によっては、食事制限や下剤の服用など、事前の準備が必要になることがあります。 例えば、胃カメラは前日の夜から絶食、大腸カメラは検査食と下剤の服用が必要です。 これは安全で正確な検査を行うために不可欠ですので、医師や看護師からの指示を必ず守りましょう。
ステップ4:精密検査の実施
予約した日時に来院し、検査を受けます。 検査にかかる時間は、内容により数分で終わるものから1時間程度かかるものまで様々です。 不安な点があれば、事前に遠慮なく質問してください。
ステップ5:結果説明と今後の方針決定
後日、改めて受診し、医師から直接、検査結果について詳しい説明を受けます。 この結果に基づき、治療を開始する、定期的に経過観察をする、あるいは「異常なし」として安心するなど、今後の方針が決まります。
診察時に医師へ伝えるべき情報と質問リスト
限られた診察時間内で的確な診断につなげるためには、ご自身の情報を正確に伝え、疑問点を解消することが非常に重要です。 事前に伝えるべきことや聞きたいことをメモにまとめておくと、スムーズなコミュニケーションに役立ちます。
【診察時に医師へ伝えるべき情報リスト】
問診は診断の基本です。事前にチェックして、すぐに答えられるように準備しておきましょう。
持参するもの
☐ 今回の健康診断の結果票(全ページ)
☐ 過去数年分の健康診断の結果票(あれば必ず)
☐ お薬手帳(サプリメントや漢方薬も含めて服用中のものすべて)
伝えるべき内容
☐ 現在の自覚症状:例「胸の痛み、動悸、だるさ、体重減少」など。いつから、どんな時に、どのくらいの強さか、具体的に伝えましょう。
☐ 既往歴:これまでにかかった大きな病気や手術の経験
☐ アレルギー歴:薬、食べ物、造影剤など
☐ 家族歴:血縁関係のあるご家族(両親、兄弟姉妹、子)の病歴。特にがん、心臓病、脳卒中、糖尿病などについて、「誰が」「何歳ごろ」「何の病気に」なったかまで分かると診断の助けになります。
☐ 生活習慣:喫煙歴(1日の本数と年数)、飲酒の頻度と量、普段の食事内容、運動習慣など。
【医師への質問リスト(例)】
不安なこと、疑問に思うことは遠慮せずに質問し、ご自身の状態をしっかり理解しましょう。
☐ この検査結果から、どのような病気の可能性が考えられますか?
☐ 次に必要な検査は何ですか?その検査で何が分かりますか?
☐ その検査に伴う痛みや苦痛、リスクはありますか?
☐ 検査結果はいつ頃、どのように教えてもらえますか?
☐ もし病気が見つかった場合、どのような治療の選択肢がありますか?
☐ 結果が分かるまでの間、日常生活で気をつけることはありますか?
☐ この結果を放置した場合、将来的にどのようなリスクが考えられますか?
当院でできる専門的医療~総合内科・消化器内科の立場から~
健康診断の結果を受け、「どの病院の何科に行けばいいのか」と迷われる方は少なくありません。 当院は総合内科と消化器内科、双方の専門医が在籍しています。 健康診断で指摘されやすい多くの項目に、精密検査から治療まで一貫して対応可能です。
特に胃がんや大腸がんなどの消化器疾患は、症状がない早期発見が極めて重要です。 また、生活習慣病は互いに関連しあうため、総合的な視点での管理が欠かせません。 以下に、当院で対応可能な専門的医療について具体的にご説明します。
健康診断での指摘項目 | 当院で可能な専門的な検査・治療方針 |
【消化器系の異常】 | |
胃の異常 (バリウム検査、ピロリ菌陽性など) | 胃カメラ(上部消化管内視鏡)で精密検査を行います。 バリウムは「影」を見る検査ですが、胃カメラは粘膜を直接観察し、がんやポリープ、炎症の有無を正確に診断できます。ピロリ菌陽性の方には、胃がんリスク低減のための除菌治療も行います。 |
便潜血陽性 (大腸がん検診) | 大腸カメラ(下部消化管内視鏡)による精密検査が必須です。 陽性者の約3~4割に「前がん病変」のポリープが見つかります。検査中にポリープを発見した場合、その場で切除する日帰り手術にも対応しており、将来の大腸がんを予防する上で非常に有効です。 |
肝機能・腹部超音波異常 (脂肪肝、肝腫瘤、膵のう胞など) | 詳細な腹部超音波(エコー)検査や血液検査で原因を精査します。 近年急増している脂肪肝(NAFLD/MASLD)は、肝硬変や肝がんへ進行するリスクがあります。生活習慣病の一つとして捉え、食事・運動療法を中心に管理・指導を行います。 |
【生活習慣病など内科全般】 | |
高血圧、糖尿病、脂質異常症 | 専門医が診察し、生活習慣の指導や薬物療法を行います。 これらの病気はそれぞれが動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。そのため、一つの病気としてではなく、全身の血管を守るという視点で総合的に管理することが大切です。 |
貧血、腎機能異常、心電図異常 | 隠れた消化管出血や慢性腎臓病、心疾患のサインかもしれません。 原因を特定するための追加検査を行い、治療方針を決定します。より高度な医療が必要な場合は、責任をもって地域の基幹病院へご紹介します。 |
どの項目について相談すればよいか分からない場合も、ご安心ください。 まずは総合内科医が全体を拝見し、必要な検査や治療への道筋を立てます。 健康診断の結果票をすべてお持ちになり、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、健康診断で異常を指摘された際の対処法について詳しく解説しました。 結果票に並ぶ「C」や「D」の判定を見て、不安に感じられた方も多いと思います。しかし、これはご自身の体と真剣に向き合うための、またとない大切な機会です。
最も重要なのは、「自覚症状がないから大丈夫」と自己判断で放置しないこと。多くの病気は、症状のない早期の段階で発見・対処することが、将来の健康を守る何よりの鍵となります。
「要精密検査」や「要再検査」と判定されたら、まずは健康診断の結果票をすべて持って、かかりつけ医、もしくはお近くの内科クリニックへ相談することから始めましょう。あなたのその一歩が、未来の健康を守るための最も確実な一歩となるはずです。
































